2017年11月28日

死に残り9

その種は全てがメスでありながら、胎内に精生殖器を持った単独繁殖力を持つ上に、遺伝子的に数パーセントの違いであれば 相手の優勢因子を持った子供を持つことができた。
遺伝子情報の数パーセントの違いとは爬虫類と人間の差に匹敵するほどの違いと言えるかも知れない。
やがて地球上には、映画のスターウオーズに見られるような多種多様な同等の知能を持った人型生物で溢れかえっていった。
やがてその形は、いくつかに集約されていき その中の幾つかの種は、体と操縦者とサブ的な影響力を持つ副操縦士とが完全に相互意志疎通ができる特殊体を時折発生させる事ができた。
その特殊体は「理(ことわり)を知るもの」と呼ばれ、生まれながらにして先導者となり同種の繁栄をもたらした。
それだけ他の者達から受け入れられたのは、他の者達も、少なからず その能力を持っていたためであった。
特殊体が生まれて死ぬまでの僅かな期間での科学の発展は恐るべき速度だったことは言うまでもない。






Posted by かんながら! at 19:56│Comments(0)
ハート小さいものでコメントは承認後に載せさせていただきます。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。