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2017年11月28日

死に残り9

その種は全てがメスでありながら、胎内に精生殖器を持った単独繁殖力を持つ上に、遺伝子的に数パーセントの違いであれば 相手の優勢因子を持った子供を持つことができた。
遺伝子情報の数パーセントの違いとは爬虫類と人間の差に匹敵するほどの違いと言えるかも知れない。
やがて地球上には、映画のスターウオーズに見られるような多種多様な同等の知能を持った人型生物で溢れかえっていった。
やがてその形は、いくつかに集約されていき その中の幾つかの種は、体と操縦者とサブ的な影響力を持つ副操縦士とが完全に相互意志疎通ができる特殊体を時折発生させる事ができた。
その特殊体は「理(ことわり)を知るもの」と呼ばれ、生まれながらにして先導者となり同種の繁栄をもたらした。
それだけ他の者達から受け入れられたのは、他の者達も、少なからず その能力を持っていたためであった。
特殊体が生まれて死ぬまでの僅かな期間での科学の発展は恐るべき速度だったことは言うまでもない。



  


Posted by かんながら! at 19:56Comments(0)

2017年11月19日

死に残り8

大型の恐竜が滅びていくのと並行して小型の恐竜が、様々な形態に変わっていった。
著しい変化を行ったのは全て肉食系のモノばかりで、環境の変化に適応しながら より狩りに適した形態に変化するものと、狩りを頭脳的な考えに基づいて行う者とに別れていった。
そして捕食するモノによる変化や、近い他種との混血やウイルスや宇宙線等による変異で、多種多様な脊椎動物種が生まれた。
その中で群を抜いて繁栄を修め始めたものが、人型の恐竜だった。
地球の劇的な変化の波がおさまるまでの数万年の間に多様な種の淘汰が行われ、気候が安定し始めた頃から人型の恐竜人(?)の爆発的人口(?)増加が始まった。
元々渡りを行っていた恐竜には体細胞の油脂融点変化の能力が他の種を遥かに凌ぐモノであったため、元々高かった戦闘能力や移動速度も相まって地上の全ての場所で君臨できたのだった。
また、集団での狩猟行動に必要な役割分担等も容易にできていたため、その行動に必要なモノを造り出す事も 次第にできるようになっていて、人口(?)増加に応じて、優れた文化も生まれていった。
人類の文明が始まって現在に至るまで約五千年。
人型恐竜の文明が始まって次の大量絶滅まで数十万年。
文明が人間と同じペースで発展していくのなら、いったいどれだけの科学的発展を遂げただろうか?
しかし発展を遂げるためには、彼らは生存競争力が強すぎた。
文明を発展させたのは、人型ながら更に小型の ほ乳類と恐竜の中間種 後にレプタリアンと呼ばれる種であった。
彼らは他の人型と同じ時期に既に居たが、その力の弱さと引き換えに美しい容姿を持っていたため他の人型の身の回りの世話をする玩具的奴隷として飼われていた。
だが、この中間種には他の種にはない強力な能力が備わっていたのだった。

  


Posted by かんながら! at 20:54Comments(0)

2017年11月15日

死に残り7

操縦者に干渉すると言うことは、こちらの経験や操縦席が知り得ない情報を元に操縦者を納得させながらこちらの思惑に沿うように宿主を動かすということでもある。
操縦者が干渉された場合、操縦者がそれを意識し その情報を元に操縦者自身が様々な選択を行い宿主を動かせば、その個体は素晴らしいエピソードに溢れる人生を送れる事だろう。
しかし操縦者によっては、干渉してきた相手に操縦を任せるようになって相手に取り込まれたり その干渉を全て無理に拒絶してしまい、危機回避に関わる情報さへ受けることなく悲惨な結果を招いたりすることもある。
人間のような座席数の多い宿主を初めて操縦することになった魂(?)に多いのかも知れない。
私は乗っ取りとまではしなかったものの、かなりの干渉をして、この子が小さなうちから、色んな事ができる天才的な個体として回りからもみとめられ優秀な指導者として生涯を終えた。
そして、この記憶を持った状態で2回目の人生(?)を終えたことで2つの事を知った。
1つは、操縦者が肉体を離れたあと 別の固体の操縦席ではない席につくのは、その魂(?)が操縦をし始めた時よりも意識が密になっていて、それを受け入れようとしている宿主がいるという2つの条件が同時に揃った時だということ。
魂(?)をその席に導くのは、宿主の肉体の意志のようだった。
そして2つめは、宿主である肉体は 食べたものの意志や記憶を自分の肉体の意志に蓄積していき自分の肉体を進化させていく。成長は それ自体が進化であり、次の世代若しくは捕食した者へ常にバトンを渡す用意をしている。
物質がたくさん集まれば生命的活動が起こり、その中で生命が生まれ進化する。そして進化は意志の遂行であり意志があるところに物質は生まれる。
1度の副操縦士(?笑)を経験しただけで、この2つが分かった。
時代は今から約6500万年前、億を超える期間地上を支配し続けた大型恐竜が、滅亡の危機に面して進化を遂げた人型恐竜(?)の挑戦が始まった頃である。

  


Posted by かんながら! at 16:12Comments(0)

2017年11月13日

死に残り6

で、私は前者を選択した。まあ それしか思い付かなかったと言うのか?そう いつの間にかなっていたと言うのか?
私は私の一番下の子供に入っていた。入ったと言う言葉が適切かは分からないが私が居られる席が空いていたのだろう。不快な感じもなく居られた。
しかし、その子を操縦する席ではなく 操縦者と意思を伝え合えるだけの席だった。
具体的な席が在るわけでは無いが、そう感じられる所が他にもいくつか感じられた。
操縦席と今の席の違いも言っておこう。
操縦席にいると、その宿主と一体化してしまうんだが、こちらの席は希薄ではあるが別の固体(生体に限らず物質全て)との情報の交換ができるし記憶を持ったままだ。
操縦者との意思疏通がしっかりできれば宿主はチョッとしたスーパーマンになれるのかも知れない。
この時、私は何故か この操縦者に大きく干渉できた。

  


Posted by かんながら! at 15:26Comments(0)

2017年11月12日

死に残り5

それで、体が死んだあとの事だけれど
意識が体から離れる・・・・っていう感じになって、しばらくは その状態が続く。
離れた体に残っている小さな無数の漠然とした意識に弱々しい引力みたいなもので引っ張られている感覚と言うのか?
ただあくまでも弱々しいモノのため、そこから更に離れていくことには何ら支障はきたさない。
けれども、そこからすぐに遠くに離れる事は難しい。
情報の津波とでも言うのか?凄まじい画像や声や触感や感情等の、あらゆる「感じられるもの」が一気に押し寄せてきて、自分の体(?)が霧散してしまいそうになってしまうからだ。
どうやら宿となっていた体に残った無数の意志の発する何らかの力によって作られたエリアの中では大丈夫なんだろう。
やがて、体に残った意志達は意識を失い、物質形成を遂行するだけの意志として眠りにつく。
それまでの間に次の宿を見つけるか情報の津波の中で自分を崩壊させない技を身に付けるかの二者択一でしか私の知る限り自我の意識を保っていく術は無いようだった。
まあ今まで1度も、その波に身を任せたことがなかったわけだから、その辺は何とも言えないのかも知れない。  


Posted by かんながら! at 08:52Comments(0)

2017年11月11日

死に残り4

大型の恐竜の滅亡について、小さな環境の変化と言ったが 実は、それほど小さくも無かったのかも知れない。
月が少し離れて自転が少し遅くなり地軸が少し傾いただけではあったが、大型の恐竜には激変に感じたのかもしれない。
まず最初に植物系に変化が起こり大型の草食恐竜が倒れ始め、それを主として捕食していた大型の肉食恐竜が重力の増加によって獲物の捕獲に支障をきたし やがて陸上からは全ての大型の恐竜は居なくなった。
代わりに、我々位の大きさの少し飛べる機能を有した種族が、食物連鎖で かなり上位の位置に座ることになって、少し大型の肉食ほ乳類から身を守る為もあり、定住に近い集団生活をし始め、次第に集落や文化も進化していった。
そんなある夜 突然赤く光る星が空を横切り東の方へと消えていった。
それから暗い日々が始まり、それとともに奇病が広がり仲間たちはバタバタと倒れていき、私と家族は街を捨てて北へと向かった。
何故 北へ向かったのかは分からなかったが、それは正解だったらしく私は寿命までは生きられたようだった。

  


Posted by かんながら! at 11:10Comments(0)

2017年11月08日

死に残り3

暮らしは豊かだった。土器を使って魚や植物等を煮て食べていた。
長老の話によると、大昔 自分達の先祖は ただ食べて寝るだけで暮らしていける豊かな大地に恵まれ、巨大化していき、その怠惰の行き着く先にある小さな環境の変化での滅亡に遭遇してしまい、ほとんどの大型の恐竜は居なくなったと言うことだった。
火を通す事で私の仲間は植物も取り込めるようになり、椎の実等の簡素な果樹園等も作っていた。
  


Posted by かんながら! at 12:26Comments(0)

2017年11月06日

死に残り2

最初に死んだ記憶は今の人間達が恐竜の絶滅と呼ぶ時期だろうと思う。
ただ、その頃の私と私と同種の者達の姿は、今の人間と それほどは違わなかったように記憶している。
大型の恐竜と呼ぶモノは、私の記憶の中には殆ど居なかったようだし、火も使っていた。
街も有ったし まあ今で言う新石器時代位の文化だったと思う。
ただ、その時の私はホモサピエンスではなかったけれどね。
そう、私の仲間はみんな少しだが 空を飛べた。


  


Posted by かんながら! at 20:50Comments(0)

2017年11月05日

妄想物語「死に残り」

「お父ちゃんおめでとう!」
娘からの乾杯の発声によって私の還暦祝いが始まった。
グラスのビールを飲み干しながら、これは何回目の還暦祝いになるのだろうか?と、頭の中で数えてみた。
家族が居て還暦を迎えたのは、それほど多くはなく 12~3回ほどか?
なんの事かと思うだろうが、俗に言う「生まれ変わり」と言うやつかな?
もうじき科学的に説明されていくんだろうが、今は物質的活動可能体である生命体に乗り込む操縦者である自我(たましいとも言うのか?)と言う意志エネルギー体が拡散されない内に、操縦席が空いている宿主に乗り込んだもの?
生体から離れていた時間の長さにより、各自我の記憶情報量が変わるらしい。
ある学者の受け売りだと「固有電荷をもつ電子の集合体」とか言うものらしい。
多分みんなが知りたいのは死後の話でしょう。
死と言う形で乗り物が可動不可になったとき、小さな無数の自我をもつ物質自体に乗り込んでいるそれとのつながりが切れて、その生体の操縦ができなくなる。
反対に、そう言う状態になったときに死と言うのかも。
それから先は、また次に。
  


Posted by かんながら! at 10:08Comments(0)

2017年11月03日

11月3日は・・・・・・・

明治天皇誕生日。って言ったら右翼みたいと思われちゃうかな?
でわ、外国人留学生の日。と言うと 何かな?ってなりますかね?
この日は外国人留学生に限り日本全国の美術館博物館が無料となる日です。
???何で日本人学生は対象じゃないのかな?
同じように日本で暮らしている在日の学生も無料です。
変な逆差別的な決まりですね?
現在の外国人留学生は24万人。内 中国人が14万人。そして一人当たりの助成金が、年間380万円。全員分合わせて1兆円。
これ全部税金ですよね?
ちなみにアメリカでは留学生の授業料はアメリカ人学生の2倍。
前川元文科省事務次官が税金で売春していた事が発覚してクビになるところを、取り敢えず自主退任にさせてもらったのに、それまでの事務次官や側近等がしていた事と何が違うのか!なぜ自分だけがこんな目にあうんだ!と逆恨みするほど頭がおかしくなってる役所公務員体質が決めた制度でしょうか?
消費税の問題も、役所最強の財務省によるものですからね?
一気に上層部を駆除できない限り、「強制監査」と、それに付随して出きる「証拠捏造による送検(誣告罪)」の超強力な武器を持っている省庁ですから改革や改善は総理大臣だろうと財務大臣だろうと誰もできない軍隊みたいな所ですもんね~( ̄▽ ̄;)
財務省によって、日本は中国の属国になると三橋高明氏は叫んでますね(^o^)/
財務省発の政策で良かったものは何もない!に近いのかもしれません。
元財務省出身者が言うには、1度も経営をしたことがない者が、どうして一国の経営に関わる良案を考えつく事ができようか?!って事でした。
出来ることは、入ってくる莫大な金を欲しがり群がる連中に配る金額の さじ加減をすることだけ!だから足りなくなれば国民から取ることしか考えない。だそうです。
あ!共産党が政権とったら警察権力を無茶苦茶強力なモノにして言うこと聞かない者が居れば強制的に粛清してしまえるから改革簡単に出来るかもですね?
但し、日本国民全てが共産党の支配下にはなりますがね(^o^;)
香港をみると、それはよくわかりますね。
そう考えると、財務省の改善は 国の最大の肝であり最大の壁だとも言えるものですね(・・;)
今の日本の賄賂や天下りや利権構造の中心は、全て財務省に有るのかもしれませんね?
外の国では、そこに軍部が絡むから また一層複雑になっているのかもしれませんけど。
話は戻って、文化の日。学生は全員無料でヨロシクです。

  


Posted by かんながら! at 06:16Comments(0)