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2018年02月25日

死に残り13

当時の陸地の状態は今のインド半島がユーラシア大陸に接近して、その大陸と島との間に広大な浅瀬の海を形成していて海から陸に上がる生物(陸上の方が快適に過ごせそうな生物 爬虫類や両生類)と海に入っていく生物(重力の増大で陸上での生活が苦しくなってきた哺乳類や恐竜等の生物 クジラやペンギン等)の住み分けが完了しつつあるところで今の南極大陸からオーストラリア大陸が離れ始めていて地中海が南極で南太平洋の辺りが北極だった。
避難シェルターは、飛来してくるであろう小天体の直撃を避けるためできるだけ極に近く氷で閉ざされていない場所、現在の南極大陸と今は沈んでしまった北極大陸に巨大な地下施設の建設が始まった。
脱出組の宇宙船は既に惑星間運搬船を改造して衛生軌道上で待機していた。
私はまだ尻尾が消えていない娘たちを連れて今の南極大陸に造り上げられた超巨大地下都市アトランティスに異動した。

  


Posted by かんながら! at 15:53Comments(0)

2018年02月04日

死に残り12

木星への惨事だと言うことは、主だった太陽系惑星のほとんどに関わる大惨事でもあった。
その落とし物は太陽系の惑星の公転軌道面に対してほぼ垂直に侵入してきた。
ほぼ木星と変わらぬ質量をもったこの天体は周辺の天体を呑み込みながらゆっくりと太陽の重力圏内に入り込み、しばらくの間 他の惑星の公転軌道面に対して45度で交わる公転軌道面を形成した新しい太陽系の仲間として存在した。
私たちは、この新しい巨大惑星の侵入が やがてもたらす大惨事に気づき、大規模な移住計画を進めていた。
この頃、地球の人口(?)は1億を越え始めたあたりで、総脱出も可能であったが、圧倒的に地球にシェルターを作り災害をやり過ごす計画に従った人数が多かったため、この2案を同時に進めた。
この2つの計画が進められ始めた理由は結局のところ、支配層の より確実で安全な脱出を構築するためのモノであった。
災害は最悪の場合、地球自身が壊滅するほどのモノだと言うことは極秘事項であり一般の者には知らされてはいなかった。
残念ながらこの時の私は、多数側の方で生まれて
いた。そして5才と3才の可愛い盛りの娘もいた。
計算によると大惨事まで残り500日と少しだった。



  


Posted by かんながら! at 05:01Comments(0)