2016年07月06日

12800年前

何だか大きなモノが空から降って来ました!
その頃地球は九州地方北部辺りまで氷に覆われたチャブイチャブイ星でした(^o^)v
しかしながら、そこには現代に近い若しくは現代以上の文明が栄えていました。
天文を見て巨大隕石の到達を多くの人々は知っていました。
その中のノアと言う人はたくさんの動物の遺伝子サンプルを数年前から集めていました。
時は10年程遡って天文学者であったノアはある日空を見上げていて、木星が土星との接近干渉を起こし軌道変化を起こしたのを発見したのです。
二度目の干渉が起こったとき木星は太陽に向かって落下を始めると言う木星軌道の内側を回る星星にとって破滅的な事象が起こるのです。
ノアは全世界に その事を発信しました。
計算によると木星がアルファ星(今のメインベルト軌道を回っていた今の金星を衛星に持つ太陽系最大の岩石の星)の軌道に接近するのが約5年後と解りました。
これは金星母星基地と火星移住基地と月面基地にも連絡が届き、対策が練られました。
アルファ星と母星金星と火星には相当なダメージを被ることが分かっていたため脱出計画が進められました。
ノアはこの段階では地球から脱出して今回の危機から確実に逃れる術は見当たらないと考え、地球にとどまり近未来に訪れる大災害を方舟で乗り切る計画をたてたのでした。
世界中のリーダー達は、それぞれの生き残り策を提言し、それに向けての準備と平行して文明の断絶に備え、一定以上の文明に達したら理解しうるタイムカプセルを各地に残したのです。
太陽系の銀河系での公転軌道による周期的な災いなのか数万年に1度必ず起こっている災害があることを彼等は知っていました。
けれどもそれが何か?どう言うものか?までは分かっていない彼等でした。
ただ幸いなことに前回の時の彼等の先祖が残していたタイムカプセルによって急激な文明の発展を遂げたことで今回の対処が行えるところまで彼等の文明は到達していました(^-^)
数年の時は流れ、遂にその時がやって来ました。
土星と木星の間に電波望遠鏡なら見える凄まじい電磁気の稲妻!
互いの中心を結ぶ平面上にある互いの衛星は一瞬にして砕け散り極小の破片になってしまいました。
土星の引力干渉を受けた木星は太陽に向かって落下を始めたのです。
この段階で初めて木星の落下軌道が確認出来たのです。脱出組は木星の落下軌道がわかる前に脱出したものと、確認できて脱出を開始するグループに別れていました。
アルファ星に近付いた木星が母星の金星を弾き飛ばしアルファ星を重力崩壊させる所がノアの観測器に映し出されています。
始まった!
ノアのいた地区は、その時夜だったのですがアルファ星の崩壊時の放電現象により満月並の明るい夜空になっていました。
ちょうどその時の放電現象は地球から見ると木星が火星に向かって無数の稲妻を飛ばしているように見えていました。
地球の全ての天体観測施設は崩壊したアルファ星の主だった破片の全ての動きを捉え動向の計算をしました。
その結果、恐竜絶滅前に落下した隕石に匹敵する大きさのものが2個ほど今のオーストラリア付近に直撃する事が解りました。
もちろん地球表面にたどり着く前に壊れてずっと小さな隕石落下で終わるかも知れませんが。
そして今から12800年前、地球に巨大隕石が厚い氷に覆われたオーストラリアに落ちその時発生した熱により地球の気温は一気に上昇し氷は溶け地球全土を厚い雲が覆い何年も何年も大雨が降り続き大洪水が続いたのでした。
そして数年後、雲が晴れ海と空としか見えなかった世界にノアたちを乗せた方舟の前にアララト山の山頂付近であろう陸地が見えてきたのでした。
夜の空にはすこし小さく見えるようになった月と彼等の母星であった星が暮れた太陽の光を追うように輝いていました。

かんながら!の嘘八百物語 ノアと金星でした。
木星のその後の動向は、また長くなるのでここでは割愛させていただきます。\(^o^)/

この物語は、12800年前に地球に巨大隕石が落下したことが確認された事を元にして作りました(^o^)v

ではまた(^_^)v





Posted by かんながら! at 09:04│Comments(0)
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